2012年11月10日

養蜂部 「完」

10月24日に長野県で開催された「農業クラブ全国大会」の報告をします!
ご報告が遅くなり、大変申し訳ありませんicon10

全国9地区の代表が集う今回の全国大会、
養蜂部はプロジェクト発表(区分 文化・生活)に北信越の代表として出場しました。
発表題目は 「ニホンミツバチで笑顔広がるまちづくり ~ミツバチと私たちの挑戦~」

地元での開催だけあって、
当日は家族や活動でお世話になった地域の方が応援に駆けつけてくれました。もちろん私も会場へ!
これまで発表練習を何回も見てきましたが、いざ本番となると、やっぱり緊張するものです・・・icon10
でも、後輩たちがリラックスして発表できるように、客席から精一杯の笑顔を送りました(^^)

あっという間に発表は終わってしまいましたが、後輩たちがとても輝いていた時間だったなぁ。
ここまでよく頑張ったね、養蜂部をつないでくれて本当にありがとう。という気持ちでいっぱいでした。
(授業をサボってまで応援に行って良かった!)

結果は・・・「最優秀賞」icon12
加えて、文部科学大臣賞も受賞することができ、W受賞!
ようやく、目標だった全国1位に辿り着くことができました。


↑表彰式の様子

それにしても、長い道のりだったなぁ・・・
養蜂部を立ち上げて、後輩につなげて3年。
やっとここまで来ることができました。

また、発足当時からたくさんの方との素敵な出会いがあって、
いつも私たちを温かく支えてくださいました。

今回の結果は、決して私たちだけが頂いた賞ではなく、
支えて下さった多くの皆さんと共に手にすることができた結果だと思います。
本当に、本当にありがとうございました。
私たちを育ててくださった地域の方々に心より感謝申し上げます。



後輩たちと同じ目標に向かい、これまでやってくることができて本当に良かったな~
そして、今でも後輩たちや地域の方と共に活動できていることを心から幸せに、そして誇りに思います。

また、つい先日、養蜂部唯一の3年生であるSちゃんの進学も決まり、
これまでの卒業生全員、第一志望の道に進むことができています。
顧問も、これでようやく気が休まるといった感じです(^^)
365日出勤の先生、これを機にしっかり休んで下さいね。

養蜂部、ひとまず終了。
これからはミツバチさんと共に越冬期間に入りま~す!




2012年10月08日

みんなのガーデン

今日は、地域の子ども達と1日楽しくガーデンで過ごしましたicon01

まずガーデンの草取りをして、ハーブの挿し木。
カラミンサを1人10株ずつ植えていきました。
作業が早い男の子達はすぐに飽きてしまいましたが、女の子達はコツコツと作業を進めていました。
中には20株も植えてくれた子もいたんですよ!




作業が終わったところで、次はミツバチさん探し。
今日もガーデンにはミツバチさんだけでなく、たくさんの虫さんが訪れていました。
子ども達もそれには興味津々!
「見て見てー、ここにもいるよー!」 楽しそうな声がたくさん聞こえました。



そして自分の好きな花や生物をスケッチしたり、
ガーデンから摘み取り乾燥させたハーブでポプリを作ったり。
ラベンダー、ペパーミント、ローズマリーを使ったポプリは、とっても良い香り♪



ミツバチさんも人も喜ぶ素敵ガーデンになったなぁ...と、しみじみ感じた時間でした。

最後は、学校で収穫した野菜と手作り味噌で豚汁会をして、あっと言う間に1日が終了。
子ども達と自然を満喫できた楽しい時間でした!
またガーデンに遊びに来てねicon12




2012年09月22日

養蜂部の1日

今日の養蜂部の1日をレポートしますicon22

まずは、ミツバチのレストランガーデンの草取り作業。

このガーデンは、土づくりから植物の定植まで、私たちと地域の方で作り上げてきたものです。
さまざまなハーブ、そば、野菜が混植してあり、たくさんの花を楽しむことができます。
今では蜜源植物が大きく成長し、とても素敵なガーデンになりました!

草取りのあとは、ミツバチさんの訪花調査。
それぞれの植物にどのくらいニホンミツバチやセイヨウミツバチが訪花しているか調べました。

当然、部員たちは植物(花・葉・全体)のスケッチも欠かしません!

さらに昆虫下敷きを片手に、
ミツバチ以外にどのような生物が訪花しているか、その訪花の仕方、植物の蜜腺なども観察します。
よく目を凝らすと・・・さまざまな生物があちこちに!


ハナバチ、アブ、チョウなど、ここには載せきれないほど生物がたくさんいました。
ミツバチさんだけでなく、まさに 「生物たちのレストラン」 ですね。
特に、スズメバチが赤そばの蜜を吸っていたのにはビックリ!
いつもは少し怖いスズメバチも、ちょっと可愛く見えてしまいましたicon06

さて次は、班ごと担当の巣箱に分かれてミツバチさんの観察調査。
巣箱内外の温湿度、出巣状況、蜂群バランス、女王蜂やスムシの確認など・・・
ここには書ききれませんが、さまざまな調査をします。

内検に慣れない部員たちは時間がかかり、まだまだ修行が足りません。

観察終了後、班それぞれの観察日誌を並べると・・・
巣箱の場所は近いのに、状況が全く異なることがよくわかります。

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午後は、今日の活動記録をまとめ、Googleカレンダーに日記を書きます。

この記録は部員が毎日交代で行っているんですよ♪
発足から3年間の活動をまとめた記録簿があるので、皆さん良ければ見に来てください!

そして最後は勉強の時間。 それぞれ苦手な教科の学習を深めます。


午後7時。 養蜂部の1日これにて終了!
部員の皆さんお疲れ様でしたicon01 チャンチャン♪


2012年09月19日

激闘!オオスズメバチ

刺されると死の危険があるオオスズメバチ。 でも、一度で良いから巣の採集に立ち会いたい!
そんな想いが叶い、先日、生まれて初めて 「オオスズメバチ」 の巣を採りに行きました。
日頃お世話になっているお師匠さんたちにお願いして、採集に同行させてもらい、
オオスズメバチとの激闘に挑みます!!icon21

ちなみにオオスズメバチの針の長さは約5mm。
一度針を刺したら死んでしまうミツバチと違って、オオスズメバチは何度も刺すことができます。
また、毒を吐き出したり、強力な顎で噛みついたりするので、防護服は欠かせません!
このように完全防備で臨みます!



火薬の煙で地中のオオスズメバチを気絶させます。
それから土を削り掘っていくと・・・



巣がでてきました! なるほど~巣はこのように作られているんだぁ・・・
ちなみに巣は全部で3段ほどだったので、ちょっと小さ目でした。

しかし、15分も作業をしていないのに、体から汗が止まりません。 
防護服の中はまるでサウナ状態icon10
危険かつ、この蒸し暑い状態なので、自然と作業も素早くなります。
未経験の私にとっては、今どの行程なのか頭がついていけないまま1回目の採集は終わってしまいました。

その後、近くにたまたま樹液を吸っていたオオスズメバチを発見!
そのままオオスズメバチ追いをすることに。

「体力だったら、おじさんたちには負けないぞー」 と思っていましたが、
あっと言う間に追いてかれてしまいました・・・。 そこそこ年配のお師匠さんたち、とても足が速い!
さすが蜂キチパワーicon12

そして、オオスズメバチが地中にストンッと落ちるところを発見! ついに巣を特定しました。
その後すぐに巣の採集へ。
私は、周りで網を使ってオオスズメバチを捕らえる係になりました。(採集作業がしやすいようにね!)

次々に巣から飛び出してくるオオスズメバチ。
そのハチ1匹1匹がかなり大きく、さらに重低音の羽の音が聞こえるので、そこにいるだけでも緊張しますicon10
顔に向かって飛んでくるハチもたくさんいて、迫力&スリル満点でした。 

しかし、私には捕まえるセンスがないのか、なかなか網で捕らえることができません。
隣で捕まえていたお師匠さんと比べると、天と地の差!
網に(たまたま?)入ったのは、たったの2匹。 役立たずで本当にすみません(><;)

採集できた巣はこれ! 
1回目の巣と比べると結構大きく、全部で5~6段はあったと思います。



この蜂の子ちゃんたちはきっと天ぷらになるんだろうなぁ・・・と思いつつ、
また蜂の子の天ぷらが食べたいなぁ・・・とも思っていましたicon01 これが結構おいしいんですよ!

今回のオオスズメバチとの激闘は、何事もなく終えることができました。
ものすごく危険だけれど、これにハマってしまう気持ちがよくわかったような・・・(笑)
機会があるなら是非また行きたいです!
(今度は足を引っ張るのではなく、ちゃんと作業のお手伝いができると良いなぁ)





Posted by はにかれ博士 at 18:04 Comments( 4 ) ■おすすめ

2012年09月15日

自然の味をまるごとガブリッ!

最近は、県外の高校生や先生方が富士見高校にお越しいただき、
養蜂部員のみんなは、多くのことを学んび、交流したりと、
とても良い刺激を受けながら充実した毎日を送っています。

場所が違えばミツバチさんの飼い方や楽しみ方も違うし、また悩みも違います。
ですが、交流から私達の知らないミツバチさんの様子を聞けるのは、とっても楽しいようです。
また、これから飼育を始めたいという学校もちらほら・・・
ミツバチさんを通じて新たな出会いが広がり、
これをきっかけに学生同士の交流がさらに深めていけそうな予感がします!


さて今日は富士見高校にて 「親子でハチミツ収穫祭」 を開催!
地域の子ども達からお年寄りの方まで多くの方に参加していただき、
ニホンミツバチの採蜜を行いましたicon01
子供達に、ミツバチの文化や富士見町の味を味わって頂くのが目的です。
久しぶりに過ごす地域の方との時間・・・ちょっと懐かしい気分♪


参加者の皆さんは採蜜の様子に釘付けです。


この巣はとても大きい! ハチミツとったど~!


すご~い! 親子で採れたてのハチミツを巣ごとガブリッ!
ハチミツのお味はいかが?


最後にみんなで記念撮影!
なかなかできない体験を地域の方に楽しんでいただき、
ハチミツを通して自然の恵みや生命の尊さを感じていただけました!

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さて、話は変わりますが、前回の記事に書いた北信越大会の報告です。
昨年につづき今年も最優秀賞を受賞することができ、
何とか全国大会への出場を決めることができました!

これまで養蜂部の活動を支えて下さり、また応援して下さった皆さん、
本当にありがとうございました。

全国大会は10月23日~25日にかけて長野県で開催されます。
地元ということもあり、全国大会には私も行って後輩達を応援しますicon06

養蜂部が発足してから3年。その集大成を全国で堂々と発表してほしいなぁと思います。
後輩たちの晴れ舞台を見るのが今から待ち遠しいです!