2012年02月13日

数千、数万の命の始まり

このあいだ、分蜂蜂球誘導板が完成しました。
でももうひとつ、分蜂シーズンに向けて準備することがあるのです。

それが、蜜蜂誘引植物の 「金稜辺」 

実は私達、この金稜辺を管理するだけじゃなく培養の実験も行っているんです。
そこで今日は、後輩たちが種子培養の準備をしていました。

まずは、種子の収穫。
時期がちょっと遅かったので、鞘が開いていました。

「ちょっとちょっと、あんまり揺らすと種が落ちちゃうよ?face07
「え!これ、種なんですか!?face08

数千、数万の命の始まり

どうやら、金稜辺の種子を初めて見る子もいるみたい。
粉末のような、とっても小さい種子なんですよ。
これが鞘の中に数千数万も入っているなんて、私も最初はびっくりしたなあ。
こんなに小さい種から、あんなに魅力的な花が咲くなんて素敵よね~icon12

さて、次は種子の保存。
鞘から種子を取り出し、薬包紙に包んで保管します。
培養の基本は 「無菌」 で行うこと!
白衣を着て、手を洗って、実験中はおしゃべり禁止です×
白衣を着ると、なんだか本当の研究者みたいでかっこいいですよね。

数千、数万の命の始まり

種子が小さいので、くしゃみをしたら飛んでしまいそう・・・
でも、こういうときに限って鼻がムズムズするんだよね~face10
慎重に、慎重に。

どうやら、みんな上手にできたみたい。

小さな小さな種ちゃん達・・・ それは、数千・数万の命です。
その命を私たちはいつまでも大切に育てていきたいと思います。

さぁ、次回はいよいよプロトコームの置床実験。
みんな、ちゃーんと爪は切ってくるようにね!



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この記事へのコメント
芽が出ることを願っております。
沢山できたら販売してね。。。  期待しています。
Posted by iida at 2012年02月14日 20:06
たくさん芽がでます様に。。。
Posted by iida at 2012年02月14日 20:08
iidaさんへ

私たちも、芽が出てくれることを願うばかりです。
種子培養は難しいですし、種子も一つの生命なので、今後どう育ってくれるのか・・・という感じです。

たくさんの芽が出るように大切に育てていきます。
Posted by はにかれ博士はにかれ博士 at 2012年02月15日 11:20
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